体ではなく心を痛める?デスクワーク症候群

デスクワーク症候群は長時間、つくえに座ってパソコンを操作することでおこる症状です。体をいため、いろいろな障害が出てきます。同じ姿勢を保ち続けることにより、筋肉が萎縮してしまうのです。そうすると、血管が圧迫され、血流がスムーズに流れなくなりうっ血するのです。これが痛みやコリを生むのです。

目の疲労も深刻

モニターを見ることによる眼精疲労も見逃せません。モニターを見続けていると、目の筋肉が緊張したままになってしまいます。ここでもうっ血がおこり、筋肉のコリを引き起こすのです。眼圧が上がったり、目の奥が痛んだりします。これは頭痛の原因ともなります。実は、目、肩、腰の緊張状態が続くと、それを解消するために体が反応するのです。

緊張状態が引き起こすもの

体が緊張すると血流量を増やすため、ノルアドレナリンが分泌されます。これは「やる気ホルモン」とも呼ばれていて、集中力を高めたり、意欲向上作用もあります。ストレスに対応するためにも分泌されるのです。これが減ってしまうと、ストレスに弱くなってしまいます。また抑うつ状態になったりしてしまうのです。

さらに、ちょっとしたことでクヨクヨしたり、感情的になったりしてしまうのです。あなたのまわりにキレやすい人がいて、ネガティブ思考な人ならば、ノルアドレナリンが不足しているのかもしれませんね。

ちょっとした矛盾

しかし、ノルアドレナリンが増えすぎてもいけません。今度は前向きにはなるのですが、攻撃性がでたり興奮状態が続いたりするのです。しかも、増えすぎたノルアドレナリン分泌は反動を招きます。分泌量が少し減っただけで、急激に意欲を失ったり、抑うつ状態になったりするのです。つまり、ノルアドレナリンは増えすぎても、少なすぎても「うつ病」を引き起こす可能性があるのです。デスクワーク症候群は、この分泌バランスを崩してしまうのです。この状態を解消するためには、どうしたらいいのでしょうか?

バランスを整える脳内物質

ノルアドレナリンの量を調整するのはセロトニンです。「幸福ホルモン」とも呼ばれています。精神を落ち着ける働きがあり、感情をコントロールしてくれます。また、ノルアドレナリンが増えすぎている場合はそれを抑制し、少ない場合には分泌を促すという優れた作用があるのです。ではセロトニンを増やすにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、朝、日光をきちんと浴びることです。体内時計をリセットしてくれるとともに、セロトニンを分泌してくれます。通勤中、もしも時間があれば一駅分歩くのもいいでしょう。ウォーキングや運動もセロトニンの分泌を促進してくれます。

とても効果的なのが瞑想です。イスに座ってできます。まずは部屋を暗くします。ヒーリング音楽を小さくかけて体の力を抜いてリラックスするのです。手はヒザに置き手のひらを上にします。腹式呼吸をして大きく息を吸い、口から吐きだします。タイマーは20分くらいにセットして目をつぶります。自分の呼吸に意識を合わせて心を落ち着かせるだけでOK。これを毎日、寝る前にするだけでセロトニンの分泌を促してくれます。ちなみに、セロトニンは入眠効果もあるため、質のいい睡眠をとることができるでしょう。

デスクワーク症候群は体だけでなく心の不調も招きます。運動や瞑想をして、症状の改善をはかってみませんか?