肩こりの原因は歯の噛み続けグセ?

肩こりの直接的な原因は肩や首などの筋肉が緊張し、凝り固まることです。ですがその筋肉の緊張を引き起こす要因は非常に幅が広く、対策も様々。そのためなかなか根本的な解決法がなく、長年肩こりに悩んでいる人は非常に多いです。

ですが最近、そんな厄介な肩こりの原因として話題になっているクセがあります。それが歯を噛み続けるクセ。無意識に歯を食いしばってしまうことをさすのですが、肩こりで悩む人の大半が行っているクセなのだそうです。

歯の噛み続けグセってなに?

では具体的にはどんなクセのことをさすのか。そもそも人間の歯は唇が閉じている状態でも上下が触れ合うことはないようになっているそうです。もし触れてしまった場合でも「歯根膜咬筋反射」によってすぐに離れるようになっているのだとか。

しかしその反射をもろともせず、歯を接触させてしまうのが噛み続けグセ。原因ははっきりと解明されていないようなのですが緊張状態にあるときやストレスを感じているときなど、精神的なものからくることが多いよう。また最初はストレスなどの突発的なものから食いしばることをしはじめ、いつしかそれが当たり前になってしまっているということもあるそうです。ちなみに日本人は非常にこのクセを持っている人が多く、ある統計では4人に1人、なんと20パーセント程度の人が噛み続けグセを持っているとの説もあります。

噛み続けグセによって引き起こされる症状

では噛み続けグセによってどんな症状が引き起こされるのでしょう。代表的なもので言えば肩こり、頭痛、めまい、腰痛、アゴの痛みなどデスクワーク症候群の症状に非常によく似ています。これは歯を噛み続けることによってアゴの筋肉が疲労、緊張することで血流が悪化し、引き起こされるのだとか。さらに上下の歯が接触し続けることによって顎関節の付け根であるこめかみ辺りの神経が刺激され続け、神経疲労も起こります。神経疲労は頭痛や耳なり、眼精疲労などの原因になるため、デスクワークの人にとってはつらいものになるでしょう。

さらに歯を噛み続けると反射的に唾液が多く分泌されるため、飲み込む回数が自然と増えるのですがこのとき、一緒に空気も飲み込んでしまいます。そうすると消化器官でガスが発生し、おならが増えたりお腹の張りなど腹部の不快感にもつながってしまうそうです。ただ歯を噛み続けているだけで、これほどまでに影響があるのですね。

あなたは大丈夫?チェック法と対策

では自分は噛み続けグセを持っているのかいないのか、実際にチェックしてみましょう。チェック方法は簡単で、口の中を見ればすぐにわかります。舌に歯列のあとがついていたり、頬の内側に白い線ができている場合は高い確率で噛み続けグセがあるでしょう。噛み続けているときの力加減にもよりますが、大半が舌に歯列のあとが見られるはずです。

ではもし自分が噛み続けグセを持っていた場合、どうやって直すのか。方法は単純で、意識して歯を離すようにする、これだけです。このクセはストレスを感じていたり集中しているときに起こりやすいためデスクワークの人なら普段使っているパソコンやデスクなどに「歯を離す」と書いたメモを貼ってください。そしてメモが視界に入ったら「歯を離す」と口にしながら息を吐くようにしましょう。これをクセづけることにより、歯を噛み続けるクセを息を吐くクセにすり替えてしまうのです。噛むことと息を吐くことは構造上絶対に両立ができませんので、効果があるといわれています。

歯を噛み続けるクセは自覚することが難しい割に影響が大きなものです。もし鏡で自分の口をチェックしてみて、引っかかるものがあれば対策法を実践してみましょう。もしかしたら今まで悩まされてきた肩こりや頭痛から解放されるかもしれません。