呼吸法で治す首・肩の痛み

肩こりは、呼吸法で楽にすることもできます。「呼吸法」というと、ヨガなどの専門的なものを想像してしまいがちですが、より馴染み深い「腹式呼吸」でも効果は充分です。もちろん肩こり改善に特化した呼吸法もありますが、まずは腹式呼吸から試してみましょう。

最初のうちには意識しないとなかなか難しい呼吸法ですが、毎日実践していると、自然と身についてきます。焦らず、ゆっくりと首・肩の鈍い痛みを改善していきましょう。

誰にでもできる腹式呼吸

「腹式呼吸」とは、その名前の通りお腹を使って呼吸する方法です。大きく息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとお腹がへこみます。私たちの普段の呼吸法は、「胸式呼吸」。息を吸うと胸が膨らむ呼吸法で、これでは肩こりは改善できません。

腹式呼吸の実践は、まず、仰向けに寝そべりながら行いましょう。お腹に手を当てて、息を吸うと膨らむお腹、吐くとへこむお腹を「意識」します。この呼吸の感覚を体に染みこませながら、5分ばかり続けましょう。毎日繰り返すと、これが自然な習慣になります。

吸っている時間よりも吐いている時間が長い方が効果は高くなります。吸うのは5秒、吐くのは10秒、というバランスで、日々実践してください。

ちょっと高度な丹田呼吸法

腹式呼吸を発展させたものに、「丹田呼吸法」があります。丹田とは、臍の下にあるポイントです。この丹田を意識しながら呼吸すると、肩こり改善だけでなく、精神的な癒しも得ることができます。腹式呼吸より高度ですが、チャレンジする価値はあるでしょう。

背筋をぴんと伸ばして、両腕もまっすぐ頭上に伸ばしましょう。それから目を閉じて、肩の力を緩めます。「ふーっ」と大きく息を吐きながら丹田を意識してへこませ、片方の手を肩の後ろへと引っ張っていきます(体勢がぶれないように注意)。息を吸いながら腕を元の位置に戻し、もう一方の腕を同じように後ろに引っ張ります。この作業を、5回から10回程度行いましょう。全身の疲れを感じたときにも効果的な呼吸法です。

腹式呼吸は、そもそも「男性式呼吸法」とも呼ばれています。しかし、女性の方も意識すれば簡単に実践できるので、ひどい首・肩の凝りを感じたときには、ぜひお試しを。