デスクにうつ伏せで寝ると腰痛の原因に?

最近は午後からの仕事の効率をアップさせるため、昼寝を推奨する会社が増えてきたそうです。そのため会社で昼寝をする、という人も増えてきているかもしれませんが、デスクに突っ伏して寝ている人はいませんか?横になれる場所がない場合、いちばんラクに眠ることができる姿勢なのですが、実は腰痛の原因になります。

突っ伏して寝てはいけない理由

ではどうしてデスクに突っ伏して眠ると腰痛の原因になるのか。それは人間の背骨の構造にあります。人の背骨は、直立状態ではゆるやかなS字カーブをえがいていることはみなさんご存知でしょう。そして背骨ひとつひとつは丸太状のブロックようになっていて、隙間には軟骨があり、それが積み重なって1本の背骨を形成していますね。そのため多少無理な姿勢をとっても軟骨がクッションとなり、痛みを感じることはありません。

ですがデスクに突っ伏したり前のめりになったりすると、どうしても丁度腰の部分の背骨、いわゆる腰椎の軟骨に大きな負担がかかります。しなやかな木の枝などを限界までまげているような状態なのです。なのでたとえ数十分でもその状態を毎日のように続けていると軟骨が徐々に圧迫されて押し出され、最終的には飛び出た軟骨が神経を刺激し痛みとなってしまいます。この状態が、いわゆる椎間板ヘルニア、と診断されるような状態です。ここまで悪化してしまうと起き上がることさえままならなくなり、根本的な解決には手術を受けなくてはなりません。

ちょっと突っ伏して昼寝をしているだけのつもりでも、体には非常に大きな負担となっているのです。確かに突っ伏したまま眠っていると、起きたときになんとなく腰に不快感を感じますね。これが長い間に痛みに変わっていってしまうのです。

腰に負担をかけない昼寝の姿勢

では腰に負担をかけずに昼寝をするには、どんな姿勢がいいのか。午後からの仕事の効率をあげるという観点から見ると、デスクに突っ伏して眠るのがいちばんベストな姿勢といわれています。ですが腰への負担を考えると、デスクに突っ伏して眠るのは避けるべき。

腰への負担を考えて昼寝をするなら、イスにもたれたあおむけの状態で眠るのがおすすめ。ネックピローを使えば頭がガクッと落ちることもなく、数十分ぐらいの浅い眠りならそこまで不快ではないはず。ほかにはデスクに手を組んで置き、軽く下を向いた姿勢で眠る、というものもあります。手を組んでおくことでデスクにつっぷすことなく眠ることができる、ということなのですがバランスがとりずらいので昼寝に慣れている人向けですね。どうしてもうつ伏せでないと眠れない、ということなら高さのあるデスク用枕を活用してみてください。高さを持たせることで前のめりになり過ぎず、腰への負担を軽減することができます。

腰への負担は気になるところですが、昼食後の仮眠は非常に体にいい影響を与えてくれるそうです。たとえ眠らず、目を閉じているだけでも多少の効果はあるそうですよ。たかだか20分程度ですが頭もスッキリしますし集中力もアップします。夕方になって眠くなる、ということも避けられますので時間があるならばぜひ取り入れてみてください。その際は腰への負担も考え、できるだけ仰向けを意識するといいでしょう。