「いい人」になりすぎていませんか?

デスクワーク症候群は、長時間イスに座ってパソコンで作業をすると起こる病気です。肩こり、腰痛、眼精疲労からくる頭痛などがあります。まず、デスクワーク症候群が起るしくみをお話ししようと思います。

体を動かさないことが原因

人間の体はもともと、動くことで正常に機能するのです。むかし、学生の頃などに交通整理のバイトをしたことがありませんか?なぜかあのとき、交通量の多いところの方が、少ないところよりも疲れませんでしたよね。あれは、足は動かさなくとも、腕を振ったり腰をひねったりして、体を動かしていたからなのです。体を動かすと、血流量が増えます。逆に、同じ体勢で長時間いると、筋肉が固くなり、うっ血してしまうのです。そこに乳酸がたまり、筋肉痛が生まれるのです。

筋肉には「縮める」という信号が脳から出されます。そうすると、筋肉は縮みそれで体は動くのです。もちろん、反対側の筋肉はゆるみます。しかし、同じ体勢でいると、多くの筋肉が縮み続けてしまうのです。これが肩こり、首こり、眼精疲労の原因なのです。

まずは休息をとる

一番の対処法は、1時間に10分は休憩をとることです。つまり、固まった筋肉をほぐして、コリを解消させるのです。イスに座って伸びをする、前屈をして太ももやヒザのウラの筋肉をほぐす、こういったストレッチがいいでしょう。まずは対症療法です。できれば、プライベートで運動をすると効果的です。筋力もつき、有酸素運動で血流量を増やすことができます。これで通常ならば、問題は解決しているはずです。

「いいひと」になっていませんか?

もしもこれで、デスクワーク症候群が改善されない場合、見直さなければならないことがあります。それは、あなたの仕事量です。デスクワーク症候群は、短期間でなるものではありません。年単位で長時間、イスにすわっていないと発症しません。もちろん個人差はあるのですが、デスクワークをしている人すべてが、肩こり、腰痛になっているワケではありません。多分仕事の量について、周囲と差がありませんか?もしも1.2倍から1.5倍くらいあるならば、あなたは「いい人症候群」になっているかもしれません。人から
仕事を頼まれると断れなかったりしませんか?また、いつの間にか面倒な仕事の担当になっていたりしませんか?これは、たったひとつの原因から起こっているのです。

人からの評価は捨てる

人から良く思われたい、「イヤなヤツ」と思われると仕事がやりにくくなる。チームワークだから、空気を読まないと出世にひびく。すべて幻想です。ひと昔まえならば、それもありえました。しかし、今は「自分をいかにコーディネートするか」が重要視されているのです。つまり、自己主張したほうが、仕事しやすい世の中になっているのです。「嫌われる勇気」という本がはやりましたよね。あれは真実をのべています。グレイゾーンを排除し、はっきり「NO」といいましょう。はじめは摩擦を生むかもしれません。しかしそのうち「ああ、この人はこういう人なんだなあ」と理解してもらえるでしょう。すると、自然に仕事が回るようになります。しかも適量で。

まずは第一声に勇気が必要です。ただしいちど切り出せば、あとは一気にハードルが低くなります。根本的な解決を目指すならば、思い切ってトライしてみましょう。体を壊してからでは遅いですよね。