デスクワークでエコノミー症候群に?

社会人としてオフィスで働いている限り、デスクワークを全くしないで仕事をすることは難しいです。肉体的な疲労は少ないものの眼精疲労や腰痛、肩こりなどのデスクワーク症候群は毎日パソコンに向かい続けなければいけないビジネスマンにとってはつらいものでしょう。しかし長時間座りっぱなしのデスクワークの怖さは、デスクワーク症候群だけではありません。もしかしたら命に関わるかもしれないのです。

デスクワークでエコノミー症候群に?

エコノミー症候群、という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。飛行機や長距離ドライブ中など、長時間座りっぱなしの状態のときに起こりやすい現象です。具体的には長い間座りっぱなしのままでいると下半身の血流が滞ってしまい、血栓ができてしまうことがあります。その血栓が立ち上がった瞬間に一気に肺の重要な血管につまり、命に関わる病気の引き金になる現象がエコノミー症候群です。また立ち上がらずとも、座ったままの状態で徐々に血管が詰まっていくこともあるのだとか。

初期症状は足の痛みが主で、症状が進むと息苦しくなってきて、最終段階では発熱したり失神、呼吸停止することもあります。命に関わる病気でありながら長距離フライト中や長距離ドライブ中など、意外と身近な場面で起こることが多いため注意が必要なのです。

そしてこのエコノミー症候群、デスクワーク中にも起こる可能性があります。仕事が忙しく、ほとんど席を立つ間もないまま長時間パソコンに向かい続けていたりする場合は要注意。同じ姿勢をとり続けていることで血栓ができる可能性が高くなります。また集中してパソコンで作業をしていると、水分補給をあまりしないこともエコノミー症候群になりやすくする要因のひとつ。意外と乾燥しやすいオフィス内で水分もとらずにいると、体内の水分量が減って血液がドロドロになり、さらに血栓ができやすくなります。エコノミー症候群というとフライト中やドライブ中の話で、仕事中には関係のないことだと思いがちですが実はかなり危険なのです。

エコノミー症候群を予防するには?

エコノミー症候群を予防するいちばんの方法は、適度に休憩をはさんで姿勢を変えること。水分を適度に補給してトイレに行くようにすればまずエコノミー症候群にはなりませんし、用がなくとも少し立ち上がるだけで十分効果があります。また立ち上がるのがはばかられるなら座ったまま足首を回したり、膝を曲げ延ばしたりするだけでも効果が期待できるそうです。

エコノミー症候群を予防するには、同じ姿勢を保ち続けない工夫をすること。仕事が溜まっていても時間を見て、立ち上がったりするよう心がけてください。発症してしまうと命に関わりますが、予防法はそこまで難しいものではありませんね。つい仕事に集中し過ぎてしまう、というタイプの人はタイマーを使うなど、自分なりの工夫をしてみるといいでしょう。また水分補給だけでなく、デスク周辺の湿度にも気を配ってみましょう。湿度が低く乾燥しているとそれだけ皮膚から蒸発する水分量が多くなり、血液がドロドロになりやすくなります。デスクに置くだけで加湿器代わりになるグッズも多く販売されていますので、ぜひ活用してみてください。

そしてこうした対処法は水分補給を除き、デスクワーク症候群を回避するための方法でもありますね。適度に立ち上がって動くようにする、というのはデスクワーク症候群だけでなくエコノミー症候群を回避するのにもかなり有効なのです。長時間座りっぱなしでパソコン作業などのデスクワークをすることが多いなら、ぜひ気を付けましょう。