デスクワークで○○に?怖い健康被害

長時間座ったまま同じ姿勢をとり続けるデスクワークは、体に様々な悪い影響を与えてしまうことがあるようです。しかしひとつひとつはそこまで重症ではないため「ちょっと疲れがたまっているかな」程度ですませてしまう人も多いのだとか。しかしデスクワークによって寿命が短くなってしまうこともあるため、怖さと対策をぜひ知っておきましょう。

デスクワークで寿命が短くなる?

アメリカには1日6時間以上座りっぱなしでデスクワークをしている人は、3時間未満しか座らない人に比べると、15年以内に死亡する確率が40%も高くなるという説があります。ただ座って6時間作業をしているだけで、1日22分も寿命が短くなる計算です。ショッキングな説ではありますが、アメリカ人のように体格の大きな人種を対象としているため、日本人の場合はここまで顕著な差はでないとされています。しかも現代社会の日本で1日3時間未満しか座らないという人の方が珍しいのも事実。立ち仕事の人でも自宅で過ごしている時間を考えれば、3時間程度は座っているはずですね。そのため調査したデータではあるようですが、イコール確実に寿命が縮まるのかというと難しいところ。しかしそれほどデスクワークは人間の体に負担である、と言えるでしょう。

そしてこの寿命を減らすために大事なことは運動ではなく、とにかく立つ時間を伸ばすこと。座っている時間を減らし、立つ時間を増やすことでこの差は縮まる傾向にあるのだとか。とはいえまだまだ研究段階であるため、間違いなく寿命を取り戻せるかどうかは未知数。さらなる研究が進められているところだそうです。

さらに様々な不調の引き金に

デスクワーク症候群に代表されるような痛みだけでなく、様々な不調の引き金にもなるデスクワーク。ほかにはいったいどんな影響があるのか。

デスクワークが不調を引き起こす要因となるのが、座っている姿勢を保ち続けることで起こる血行不良。太もものいちばん太い血管を折り曲げてしまっているため、立っているときに比べるとどうしても下半身への血流は悪くなって体全体が冷えてしまいます。そのため冷え性やむくみといった、女性によくあるトラブルに男性もなりやすくなるそう。さらに長時間座っていることで運動不足となり、腸内の善玉菌が減少し下痢や便秘になることも。実際デスクワークをしている人のなかには、便秘や下痢で悩んでいたりガスがたまりお腹が張ってつらいと感じていることが多いそう。場所柄自分の都合でおならをする、というわけにいかないことも便秘や下痢、お腹の張りの一員となっているようです。

こうした様々な不調は、できるだけ立ち上がったりするだけでは完全に回避できません。運動不足によって引き起こされることもあるため、勤務中以外に積極的に運動を取り入れるようにしましょう。通勤の際はエレベーターやエスカレーターを使わずに歩く、一駅前や一駅先の駅を利用するようにするなどちょっとした工夫でもかなり改善されます。運動は3日とあけずに続けるのが効果的、といわれていますので休日にまとめて行うより通勤時に積極的に歩くようにしたり、仕事終わりにジムに通うのがおすすめです。このように運動をすることを習慣づけてしまえば運動すること自体が億劫に感じにくくなりますので、将来的に肥満やロコモティブシンドロームの防止にもつながるでしょう。

日本だけでなく世界的にIT化が進む現代。デスクワーク人口はさらに増えていくことが予想されます。そのためこの先デスクワーク症候群や、様々な不調に悩む人も比例して多くなっていくでしょう。一度なってしまうと改善が難しいのがデスクワーク症候群。ならないための予防策が重要といえるでしょう。