ブルーベリーと緑、本当に目に効く?

世の中に数あるまことしやかな噂の1つ、疲れ目には「ブルーベリーが効く」、そして「緑を見るのが効く」…これって本当なのでしょうか? 効果があるのかないのか、きちんと知ってから取り組みたいものです。

眼精疲労には緑を見るのがいい、ブルーベリーを摂るのがいい、しばしばそんな話を聞きます。しかし「緑の何がいいのか」「ブルーベリーの何が効くのか」という具体的な理由をご存じの方は少ないでしょう。根拠不明なこれらの説…真実を知りたくありませんか?

遠くの緑を見るのがいい

実際、緑を見ることには疲労回復の効果はないようです。そもそも、目に良い効果を与える特別な色は存在しません。青も緑も黒も白も、目には同程度のストレスがかかります。

もっとも、「遠くの緑を見る」のは、確かに眼精疲労に効くそうです。

目は常にハードワークを強いられています。視界に映るあらゆるものを正確にとらえるために、視神経・筋肉は、無意識のうちに酷使されているそうです。しかし、遠くにある山や森などの緑をぼんやりと眺めると、その緊張が緩み、目はリラックスします。

よって、部屋の壁を緑に塗る、パソコンの壁紙を緑一色にする、などの工夫にはあまり意味がありません。デスクワークに疲れたら、窓を開けて山・森を眺めてください。

本当に効くブルーベリー

結論から言えば、ブルーベリーには実際に眼精疲労を癒す効果があります。

人間は、ものを見る作業の中で「ロドプシン」と呼ばれる成分を消費しています。これが不足すると、目のかすみ・疲れなどが起こるわけです。ブルーベリーに含まれる色素にはこの「ロドプシン」を増やす効果があるので、摂取すれば確かに目の疲れは軽減されます。

しかし、「ロドプシン」には視力を回復させる効果はないので、その辺りは勘違いしてはいけません。あくまで疲れ目を癒す対症療法として、認識しておいてください。パソコンデスクの上にブルーベリーガム、キャンディなどを置いておくと、作業も捗るでしょう。

世の中には数多くの俗説が存在します。その中には荒唐無稽な嘘も、真実もあります。たとえばそういった俗説の1つに、「腰痛の解消には腹筋・背筋を鍛えると良い」という話がありますが、実際、漫然と筋トレするだけでは、効果は上がらないようです。きちんと真偽を見分けてからトライしないと、ただ体を痛めつけてしまうこともあります。今回検証した眼精疲労にまつわる俗説は、1つは部分的な嘘で、1つは真実だったようです。