自分に合った椅子を用意する

デスクワークをしていると頻繁におしりの位置を動かしている人を見かけることがあります。あれはいったい何をしているのでしょう。健康のためにささやかな運動をしているのでしょうか。実は、椅子があっていないから落ち着かないというケースが多いようです。

長時間のデスクワークには椅子が重要

「立ち仕事は疲れるが、デスクワークは椅子に座ってやれるので楽だろう」 こんな風に思っている人も多いですが、デスクワーカーの中には、動きのある立ち仕事がうらやましいという人もいます。あなたもその一人かも知れませんね。では、どうしてそのように感じるのかを深く考えたことがあるでしょうか。

ずっと同じ姿勢でいれば疲れるのは当たり前ですから、デスクワークをする以上は仕方ないことと諦めてはいませんか。実は、椅子を変えるだけでずいぶんと楽になる可能性があります。つまり、自分に合った椅子に座ることが重要なのです。

無理な姿勢を支えてくれるのが椅子

ここで、なぜ椅子が重要なのかを少し考えます。座卓は別にして、一般に事務用のデスクに向かう際に座る椅子は座面の高さが40センチ程度はあるでしょう。そこに座っている人間の体は不自然に曲がっていることになります。椅子を取り除けば、その姿勢を維持することは不可能ですから自然な姿ではないのです。空気椅子がどれだけ辛いかは経験があるのではないでしょうか。

つまり、椅子が自分に合っていないということは、無理な姿勢をきちんと支える体勢になっていないということです。これでは疲れがたまり痛みを生じるのも当然で、デスクワーク症候群の危険が高まります。

自由に椅子は変えられないが工夫次第で効果あり

デスクワークの効率を上げて、身体への負担を軽減して健康を維持する。そのためにも、自分に合った椅子を使用する必要があります。 とはいえ、在宅ワークならともかく、会社勤めの身では勝手に椅子を変えることは難しいでしょう。費用負担の問題だけでなく、組織としての統一性の問題があるからです。会社が理解を示してくれれば良いのですが、そうでない場合は同じ椅子でも工夫で乗り切ることになります。

まず、自分が楽な姿勢を探しましょう。そして、その姿勢を維持するためにどんな工夫が必要かを検討するのです。座る位置を変えるのも一つの手です。また、単に椅子の高さを調整するだけで改善する場合もあります。机といすの高さがアンバランスな場合、足元に踏み台を置くことで楽になるケースもあります。もちろん、巷で話題の座布団などのアイテムを利用するのも良いことです。

肝心なことは、良くない環境のままでいたずらに時を過ごさないということです。できることからはじめましょう。